東社旬月

長い転勤生活を終えて東にお社を眺める住まいに落ち着きました。ここで日々あれこれ好きな事、気になったことを書いていきたいと思います。

思い出の服はありますか?

  1. 2017/09/22(金) 17:52:02|
  2. 広がる思い
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  4. | コメント:4
新聞に思い出の制服を小さく残す、という記事が載っていました。
思い出の制服や職場の服を裁断し縫製して三分の一の
大きさで作り直すのだそうです。

ランドセルを小さく作りなおして記念に残しておく、ということは
知っていたのですが制服は初耳でした。
すぐさま、息子の高校時代の制服を思いました。
彼が制服を着用したのは、学校生活の中で高校だけでした。
その学校は、駐在先の現地の公立学校に通いつつ
受験勉強して努力を重ねた末に合格した学校だったので
親バカな私にはとても思い入れがあり今だに大事にとってあるのでした。
息子にとっては高校はひとつの通過点なのでしょうけれど
私にとってはその制服が何故か、転校が多く(駐在先でまで転校した)
苦労した息子の努力が報われたひとつの形のように感じるのです。
制服の仕立て直しもいいかもねぇ 
などと思いながら読み進むと・・・

仕立てする人は初め、有名私立学校の保護者の依頼が多いのだろうと
思っていたそうですが、依頼は意外に公立学校が多かったそうです。
そして、次第に着ていた人や時代を思い出すための窓口だという
気づきがあり、作り方を変えていったそうです。
ショウウィンドウに飾られるがごとく、より立体的に。
袖をとおしているようにしゃん!として飾れるように。

また、幸せな記憶ばかりでなく、遺品としての依頼もあるそうです。
あるとき、高齢の女性からの依頼があったそうで
それはお孫さんが入学式にきたスーツだったそうです。
お孫さんは入学まもなく重篤な病気が判明し、
通学できないままに天国に旅立ちました。

こうして、たくさんの制服や思い出深い服が仕立て直しを待っていて
現状では1年かかるそうです。
それでもいいからと依頼があるそうです。

服とは不思議なもの。
人の記憶、時代の記憶が濃密に詰まっているものだと
この仕立て屋さんは思うそうです。

私は伯母からの贈り物の青いビロードのワンピースが
忘れられません。
この服を贈られたときに、子供心になんて美しい服なのだろうと
しあわせな気持ちがいっぱいにひろがったことを
40年以上経ってもよく覚えています。
親からはそのような美しい服を買ってもらったことがなかったので
本当に嬉しくお姫様のようだと感じたものでした。
そのようなことを思い出し
息子の制服のこともあり
服から広がる記憶や深い想いがあることへ共感を覚えました。

皆さんは思い出の服はありますか?
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  1. 2017/09/23(土) 11:01:10 |
  2. |
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鍵コメントさんへ

  1. 2017/09/23(土) 12:39:30 |
  2. URL |
  3. きこ
  4. [ 編集 ]
鍵コメさん こんにちは。
制服や思い出の服を小さくして手元にずっと置いておく。
それを希望する人の多いことを
仕事を始めた仕立て屋さんが以外に思っているうちに
服は人の思いが深く詰まるもののように感じたことに
自分の経験や想いから共感がひろがりました。

鍵コメさんのお洋服もさぞ素敵で美しい一着なのでしょうね。
拝見したいものです。
どうか幸せな記憶と共にありますように。
お知らせいただいてありがとうございました。



  1. 2017/09/27(水) 18:28:21 |
  2. URL |
  3. 森須もりん
  4. [ 編集 ]
息子さんは、転校で苦労されたでしょうね。
それでも頑張ったのですね。
その努力が実ったのですね。
いいお話です!
息子さんの努力はそのまま「力」に
なっていることでしょう。

私は、今の職場の制服が
思い出の服になるかも。
制服を着るような仕事をしたことがなかったので
とても新鮮な気持ちなのです。

もりんさんへ

  1. 2017/09/28(木) 17:10:35 |
  2. URL |
  3. きこ
  4. [ 編集 ]
もりんさん こんにちは。

転勤族の子供は転校がつきものですが
その転校を繰り返す・・・というのはしんどいものだと思います。
新しい生活環境、学校、仲良くなった友達とのお別れ、学習のこと
それぞれに心配が常ありました。
そのような中で自己肯定感が低くくならないように
どうすればいいのかと思っていました。

転校の苦労や駐在先での息子の努力が実るよう、
報われてほしいとずっと願ってきました。
生きる力とは何なのでしょう。
経験値が高いことなのでしょうか。
与えられた場所で頑張れることでしょうか。

> 私は、今の職場の制服が思い出の服になるかも。

そうですね!
もりんさんにとって大きな大きな挑戦ですもの。
その制服には勇気や努力が詰まっているような気がします。
これからも様々な場面に遭遇するでしょうが
胸をはって進んで行ってくださいね!





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